今までの主な仕事

宮沢賢治テーマゾーン「宮沢賢治童話村」

1996(平成8)年、宮沢賢治勢丹100年祭が挙行された。花巻市を挙げてのイベントであり、多くの方々が7月~9月の期間中に花巻を訪れている。この事業に先立ち、宮沢賢治記念館の増設、注文の多い料理店の模様替えと2号店開設など、関連施設の見直しや行われ当社のそれに関与してきた。その施設の中核である「宮沢賢治童話村」は㈱旭通信社(現アサツーデイ・ケイ)の構想で、当社が設計・監理を行って開設した。

施設は、のちに建設が予想される花巻市博物館とつながるように配置し、中心に駐車場を設け“銀河ステーション”から続く広い芝生広場を設けた。外観は賢治が教壇に立った「花巻農学校」のイメージを持つ木造の校舎風シルエットに、鉄骨の山形フレームを入り口に向けて相似形に小さくして“賢治のファンタジック世界”に至るイメージを高めている。内部は「ファンタジックホール」「宇宙」「天空」「大地」「水」など5つのゾーンに分かれ、賢治童話のミニチュア人形等が陳列され賢治童話の世界を疑似体験できる施設になっている。